平成22年度 診療報酬改定の概要と解説

検体検査の質の確保や迅速化について重点的な評価

外来迅速検体検査管理加算の評価を引き上げる。

  改定前 旧点数 改定後 新点数
  【外来迅速検体検査加算】
(最大5項目まで)

5点/件
【外来迅速検体検査加算】
(最大5項目まで)

10点/件

新規特定保険医療材料等に係る技術料の新設等

血管内光断層撮影用カテーテルに係る技術料の評価を行う。

区分  改定前 旧点数 改定後 新点数
D206 【心臓カテーテル法における諸検査】
(一連の検査について)

注3 血管内超音波を実施した場合は、所定点数に300点を加算する
【心臓カテーテル法における諸検査】
(一連の検査について)

注3 血管内超音波、血管内光断層撮影または冠動脈血流予備能測定を実施した場合は、所定点数に300点を加算する

皮下グルコース測定電極に係る技術料の評価を行う。

区分 改定後 新点数
D231-2
皮下連続式グルコース測定
(一連につき)

700点
【算定要件】
(1)糖尿病の治療に関し、専門の知識及び少なくとも5年以上の経験を有する常勤の専門医2名以上が配置されていること。
(2)持続皮下インスリン注入療法を行っている保険医療機関であること。

耳鼻科学的検査の適正化

生体検査や処置の一部の点数は、使用する機器の価格や検査に要する時間に比べて高い評価をなっているとの指摘がある。これらを踏まえ、使用する機器の価格や検査に要する時間等のデータに基づき、適正化を行う。

区分  改定前 旧点数 改定後 新点数
D244 【自覚的聴力検査】
1 標準鈍音聴力検査、自記オージオメーターによる聴力検査
2 標準語音聴力検査、ことばのききとり検査


400点

400点
【自覚的聴力検査】
1 標準鈍音聴力検査、自記オージオメーターによる聴力検査
2 標準語音聴力検査、ことばのききとり検査


350点

350点

眼科学的検査の適正化

生体検査や処置の一部の点数は、使用する機器の価格や検査に要する時間に比べて高い評価をなっているとの指摘がある。これらを踏まえ、使用する機器の価格や検査に要する時間等のデータに基づき、適正化を行う。

区分  改定前 旧点数 改定後 新点数
D261
D263


D264
D265
【屈折検査】
【矯正視力検査】
1 眼鏡処方せんの交付を行う場合
2 1以外の場合
【精密眼圧測定】
【角膜曲率半径計測】
74点

74点
74点
85点
89点
【屈折検査】
【矯正視力検査】
1 眼鏡処方せんの交付を行う場合
2 1以外の場合
【精密眼圧測定】
【角膜曲率半径計測】
69点

69点
69点
82点
84点

内視鏡検査の適正化

生体検査や処置の一部の点数は、使用する機器の価格や検査に要する時間に比べて高い評価をなっているとの指摘がある。これらを踏まえ、使用する機器の価格や検査に要する時間等のデータに基づき、適正化を行う。

区分  改定前 旧点数 改定後 新点数
D298 【嗅裂部・鼻咽腔・副鼻腔入口部ファイバースコピー】
(部位を問わず一連につき)

620点
嗅裂部・鼻咽腔・副鼻腔入口部ファイバースコピー】
(部位を問わず一連につき)

600点
D299 【喉頭ファイバースコピー】 620点 【喉頭ファイバースコピー】 600点

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